俳優のハ・ジョンウが映画『群盗:民乱の時代』(監督:ユン・ジョンビン)でまたしても大変身を遂げる。今回の変身も興味深いものになると断言できる。ハ・ジョンウは映画で長い付き合いのあるユン・ジョンビン監督の 新作で再びタッグを組むことになった。映画『悪いやつら』で評壇と観客の両方から好評を博したユン・ジョンビン監督は朝鮮時代に遡り、民乱の時代を熱く生きた義賊団の物語を描いた。
10日午前に開かれた『群盜』制作報告会で、ハ・ジョンウは「ユン・ジョンビン監督の映画はいつも面白くて信頼感がある。今回の映画はストーリーも面白かったが、役柄に惹かれて出演することにした」と明らかにした。ハ・ジョンウは同作で牛の屠殺屋「トルムチ」から義賊「トチ」に生まれ変わる。ある時は屠殺屋、ある時は義賊となる荒々しい面を見せるため、ハ・ジョンウは頭を丸めてヒゲを付けた。また、純粋さと激しさという対照的な二面性の演技によって役柄の魅力をうまく引き出した。
今回の映..
カンヌは日が長い。午後9時になっても日が沈まない。『標的』の公式上映が初めて行われた日の夜もそうだった。太陽が照りつけていた天気も急に曇りだし、豪雨が降った。降り注ぐ雨の中でミョンジンビルの全景を見せながら始まる『標的』のオープニングにぴったりの真夜中だった。22日午前零時(現地時間)、第67回カンヌ国際映画祭のミッドナイト・スクリーニング部門に出品された映画『標的』がベールを脱いだ。『標的』の上映を待つリュミエール劇場内は、まるでトラックの下で敵が通り過ぎるのを息をひそめて待っていた「チムスンリョン(ワイルドなリュ・スンリョンを表す造語)」のように、緊張して見えた。その緊張感は1時間39分の間ハラハラ、ドキドキさせる俳優リュ・スンリョンの存在感で埋め尽くされた。
韓国での公開当時も、リュ・スンリョンに対する評価はすばらしかった。一匹の獣として表現されたヨフンという人物は、リュ・スンリョンの原初的な演技本能によって完成したという絶賛も浴びせられた。40代で挑戦したアクションだったが、敏捷で洗練されたアクションというよりは、ずっしりとして痛ましい戦..
女優のチョン・ドヨンが韓国の俳優としては初めて第67回カンヌ国際映画祭の審査委員になる。カンヌ国際映画祭事務局は28日(現地時間)、オフィシャルサイトで「チョン・ドヨンをコンペティション部門の審査委員に委嘱した」と明らかにした。コンペティション部門の審査委員は合計9名。『ピアノ・レッスン』で1993年にパルム・ドールを受賞したジェーン・カンピオン監督が審査委員長を務める。
チョン・ドヨン以外の審査委員としては中国の監督ジャ・ジャンクー、米国の監督ソフィア・コッポラ、イランの女優レイラ・ハタミ、フランスの女優キャロル・ブーケ、デンマークの監督ニコラス・ウィンディング・レフン、米国の俳優ウィレム・デフォー、メキシコの俳優ガエル・ガルシア・ベルナルがいる。カンヌ国際映画祭で韓国の俳優が審査委員を務めるのは今回が初めて。韓国の監督の中ではイ・チャンドン監督が2009年にコンペティション部門の審査委員を務めた。
..インディペンデント映画『ハン・ゴンジュ』が、181館の上映館で公開されると確定した。『ハン・ゴンジュ』PR会社の16日発表によると、17日に公開される『ハン・ゴンジュ』は、インディペンデント映画では異例のこととして公開前から劇場側の上映依頼が殺到し、181館の上映館で上映が確定した。独立系の映画が公開前から上映拡大の依頼を受けるのは珍しい例で、公開に先立って試写会に参加したメディアと評壇が映画の高い作品性に満足を示し、一般試写会によってあらかじめ映画を見た観客からも爆発的に評判が広まる中、独立系の映画上映館はもちろん、一般上映館まで『ハン・ゴンジュ』の上映拡大を求めた。
関係者は「普通、独立系の映画が公開を控えて100館に満たない上映館を確保するのに比べれば、『ハン・ゴンジュ』への映画界内外における期待の高さがうかがえる。独立系映画の中でも現在、大好評で上映中の『グランド・ブダペ..
映画『逆鱗』がこれまでとは違う新しい視点から正祖を描く予定で、注目される。朝鮮王朝第22代王の正祖は米びつに閉じ込められて死んだ思悼世子の息子で、祖父英祖の跡を継いで王位についた。悲劇的な家族史を持つと同時に、これを乗り越えて王権の強化と人材育成、身分差別撤廃に力を尽くした改革君主として朝鮮の歴史上最も愛されている王の一人である正祖は、ドラマや映画でよく描かれた王でもある。
『逆鱗』はこれまでに描かれたのとは違う正祖、すなわち王位について1年になった若い正祖に焦点を当てる。特に、正祖にとって最も脅威的だった暗殺事件「丁酉逆変」をモチーフに展開するストーリーにより、彼が直面した政治的状況と危険をそのまま見せてくれる。老論と少論の熾烈な党派争いの中で生涯暗殺の脅威にさらされていた正祖は、実際に書庫である尊賢閣を寝殿のように使用し、夜も眠らずに書籍を読んだり運動をしたりしながら心身を鍛錬した。一時も気が休まらない暗殺の脅威の中で苦悩しながらも、たゆみなく自己修練を積んで志を貫こうとした強靱な正祖の姿が『逆鱗』で描かれる。
2016-10-30 ~ 2016-11-5
2016-10-30 ~ 2016-11-5
2016-11-7 ~ 2016-11-13