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Title 韓流叢書『韓流フォーエバー–中国・台湾編』出版
No 11 Inquiry 1219 Date 2011/05/16

 

韓流が今、「新韓流」という名で新たなブームを巻き起こしている。距離的に近い日本と中国はもちろん、タイやベトナムなどの東南アジア、地球の反対側にあるブラジルでも韓国アイドルのコピーグループが活動しており、その人気もまたオリジナル歌手に負けていないという。また、韓流の伝播媒体が「ユーチューブ(YouTube)」や「フェイスブック(Facebook)」といったソーシャルメディアであることから、今後韓流が世界中の人々に楽しまれる文化シンボルになるのも時間の問題ではないだろうか。

そこで、韓国文化産業交流財団が毎年出版している『韓流叢書』の役割が期待される。今年も2011年版『韓流叢書Ⅲ韓流フォーエバー、中国・台湾編』が出版された。今回の韓流叢書は、韓流の中核地域と言える「中華圏」を中心に韓流を再整備する形でまとめられた。

 

中国は現在、世界G2国家に次ぐ文化コンテンツ産業強国に躍進している国である。コンテンツ産業の規模面では2007年に世界4位、2011年には世界2位に成長する見通し。今後、中国元の通貨価値切り上げと政府の全面的な支援などにより、コンテンツ市場規模が急速に拡大すると予想されることから、コンテンツ強国に浮上するのは時間の問題であるという見方が強い。経済分野はもちろん、文化分野においても中国は韓国にとって重要なパートナーと言える。特に、韓流コンテンツの重要な市場であると同時に、共に成長・発展していくべき友邦国でもある。

 

中国はアジアで最も広い領土と人口を保有する潜在市場。また、長い歴史によって文化原形が豊富で、西洋諸国においては韓国に比べて認知度も高い。したがって、中国を戦略的パートナーとして受け入れ、グローバル市場で競争しながら協力する共生に向けた努力をしていくべきである。中国と協力していくためには、何よりも中国を正しく知るべきであり、市場状況だけでなく、政府のコンテンツ政策方向も詳しく把握していなければならない。また、韓流コンテンツの進出現況と反応も正確につかみ、今後のコンテンツ制作および輸出の参考にできる消費者の認識と評価も知っておかなければならない。

 

『韓流叢書Ⅲ』が中華圏を選んだ理由はまさにここにある。叢書は△中華圏韓流コンテンツの現況△中華圏の文化コンテンツ市場と政策△韓流コンテンツの中華圏消費者による評価△韓流の拡大および持続に向けた方策△韓流指数および韓流の経済的効果△韓流芸能人ビジネスマニュアルなど、様々な韓流資料で構成されており、韓流関連学界と業界いずれにとっても貴重な参考書になると期待される。