Title | 韓国文化産業交流財団、<2017グローバル・ファッション・メンターシップ>開催 | ||||
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No | Inquiry | 635 | Date | 2017/06/23 |
韓国のトップデザイナーとインドネシアファッションMD、バイヤー総出動
韓国文化産業交流財団(理事長クァク・ヨンジン)は昨年、韓国 - インドネシア両国政府の公式承認に基づいてインドネシアバンドン工科大学に設立した「ヤング・クリエイター・インドネシア・ファッション・インスティテュート(Young Creator Indonesia Fashion Institute、以下YCIFI)>で5月19日から23日までの計5日間、<2017グローバル・ファッション・メンターシップ>を開催した。
<グローバル・ファッション・メンターシップ>は、YCIFIの公式プログラムとしてグォン・ムンス、ホン・ヘジン、アグステ・スサトリオ(Aguste Susatrio)など韓国 - インドネシアファッション界を代表するトップデザイナーと共にインドネシアの新進ファッションデザイナーのファッションブランド創設を集中的に支援するために企画された。
マンツーマンのビジネスミーティング、新規ブランド契約、新進デザイナー発掘推進
昨年開催された第1回<グローバル・ファッション・メンターシップ>は8つの新規ブランドを立ち上げてジャカルタファッションウィークと共にファッションショーを開催するなど、実質的な成果を上げ、ファッションスクールYCIFIがインドネシア最高レベルのデザイナー養成機関、そしてファッションネットワークハブとして跳躍する契機となった。
昨年に引き続き二回目が行われる今回の2017年度のプログラムには、女性イスラム教徒のウェアとして、海外市場への進出に成功したジャカルタ出身のデザイナー、トゥッティ・チョリド(Tuty Cholid)をはじめ、グローバルレベルの編集ショップ、ザ・グッズデプト(TheGoodsdept)のクリエイティブディレクター、シンティア・ウィルジョード(Cynyhia Wirjodo)、複合ショッピングモール、ロッテショッピングアベニューファッションの分野総括MD、メイタ・クマラデウィ(Meita Kumaladewi)、オープンマーケット・キューテン・インドネシアのファッションMD、アニタ・サリ(Anita Sari)など、インドネシアの主要ファッション小売企業のバイヤーとMD 8人が「スペシャルメンター」の資格で参加し、現地の注目を大いに集めた。
これらの「スペシャルメンター」は、韓国のデザイナー、グォン・ムンス、ホン・ヘジン、DCGクリエイティブディレクターのチョン・ヒョジン、WIZWIDのチョ・アヨンらで構成された韓国の「グローバルファッションメンター」と共に、個別のファッションブランドを保有しているファッションスクールYCIFI修了生60人の計100人余りの新進ファッションデザイナーを対象にファッションビジネス実戦メンタリングを行った。
YCIFIの新進デザイナーたちは、両国のメンターから講演、分野別実務セミナー、個別の集中メンタリングを通じてファッション市場進出戦略と方法を具体的に伝授された。特にインドネシアファッション専門バイヤーやMDが大挙参加したことから、新進デザイナーたちは集中相談から商品契約まで推進できるマンツーマンのビジネスミーティングに強い関心と期待を示した。
今回のメンターシッププログラムに参加した韓国のメンターにとっても、インドネシアのファッション市場進出の新たなモーメンタムを確保し、実務に必要なネットワークを有することにより、本格的なインドネシア市場進出のための基盤を築くことになるものと期待される。
韓国-インドネシア政府承認ファッションスクールYCIFI、ファッションビジネスハブとして跳躍期待
一方、インドネシア青年文化の中心地としてよく知られている「創造都市バンドン」を率いるリッドワン・カミル(Ridwan Kamil)とバンドン市長の妻であり、ファッション文化委員会の代表を務めているアタリア・プララトヤ(Atalia Praratya)が、今回のグローバル・ファッション・メンターシップ・プログラムに「諮問委員」の資格で参加するなど、バンドン市政府レベルの本事業への期待と関心は非常に熱いものだった。バンドン市長夫妻は、SNSを通じて韓国のファンであることを自任するほど韓国に対する愛情が深いことで有名だ。
<2017グローバル・ファッション・メンターシップ>は西ジャワ州の有力日刊紙コンパス(Kompas)をはじめとする主要メディアで紹介され、ExploreBandung(フォロワー50万人)などバンドン地域の若者たちに影響力が大きいオンラインメディアでも生中継された。
<グローバル・ファッション・メンターシップ>の現地ディレクターであるカフィアティ・カダル(Kahfiati Kahdar)バンドン工科大学教授は、「YCIFIプロジェクトは、両国の民・官・学が緊密に協力して国家間の交流プログラムの新しいモデルを構築している」とし 、「インドネシアのファッションデザイナーの自立能力の強化だけでなく、両国のファッション産業界の同伴成長に寄与するものと期待している」と述べた。
ファッションスクールYCIFIは韓国文化産業交流財団、GKL社会貢献財団、バンドン工科大学芸術デザイン学部が共同運営しており、韓国 - インドネシア両国政府の公式承認を受けたインドネシア初のファッション教育機関である。