70回目を迎えた今年のベネチア国際映画祭で最も注目される作品は、何といってもキム・ギドク監督の『メビウス』だろう。昨年『嘆きのピエタ』でベネチア国際映画祭最高賞の金獅子賞を受賞し、全国を沸かせて1年が経った今、キム・ギドク監督の「制限上映可」判定で物議を醸して映画界を騒がせた新作『メビウス』が、ベネチア国際映画祭に招待された。今回は非コンペティション部門に出品となる。
キム・ギドク監督の『メビウス』は、9月3日(現地時間)の1回目を皮切りに、合計3回にわたって上映される。韓国で映像物等級委員会から「制限上映可」判定を受けた約90分の完全版が上映される。国内で制限上映可の賛否を問う試写会が開かれはしたものの、それすら一部が編集された状態だった。ベネチア国際映画祭は、韓国ではそれ以上見られなくなった『メビウス』完全版が公式に見られる最初の場となる。
国内での審議当時、『メビウス』は近親相姦の描写が問題となり、最初の映像物等級委員会審議で..
観客動員数400万人を突破した映画『ザ・テラー・ライブ』(監督:キム・ビョンウ)が、ハリウッドでリメイクされる見通しだ。14日に映画関係者が明らかにしたところによれば、『ザ・テラー・ライブ』は9日に北米で公開されて以来、爆発的な反響を呼び、米国はもちろん日本、インドネシアなど多くの国からリメイク関連の話が持ちかけられている。特に、ハリウッドの主要制作会社3~4社が積極的にリメイクの意向を示しており、近々版権契約が実現すると伝えられた。
『ザ・テラー・ライブ』は放送局のスタジオという限られたスペースで、初めから最後まで緊張感が張り詰めている点、主人公の感情の起伏に観客が自然とついていけるように演出された点など、独特な発想が盛り込まれてウィットに富んだシナリオのおかげでハリウッドの高い関心を得たと噂されている。
『ザ・テラー・ライブ』は9日、LAを皮切りに北米地域で公開された。公開以..
映画館が活気づいた。休暇シーズンということもあり、平日の全国一日映画観客数が120万人を超えた。2日午前に発表された映画振興委員会映画館チケット統合コンピュータネットワークの集計によれば、1日木曜日の上位映画10作の観客数は122万2727人だった。もちろん、これには同日約60万人の観客を動員した今夏最高の期待作『雪国列車』が大きな役割を果たした。
ポン・ジュノ監督の『雪国列車』は公開二日目の同日、全国934スクリーンで4762回上映され、一日の観客動員数で歴代最多の60万998人を記録した。累計観客動員数は103万7356人。これまで、一日観客動員数の歴代最多記録は、昨年『10人の泥棒たち』が立てた55万人だった。同じ日に公開されたハ・ジョンウ主演の『ザ・テラー・ライブ』はこの日、690スクリーンで4147回上映されて観客29万8061人を動員した。累計ළ..
2PMメンバーのジュノがスクリーンデビューで成功を収め、好評を博している。映画『監視者たち(監督:チョ・ウィソク、キム・ビョンソ/制作:映画社ZIP)』でスクリーンデビューしたジュノが役柄に完全に溶け込んで活躍し、話題を集めている。観客動員数400万人を目前に控えている映画『監視者たち』の中で、ジュノは監視班のプロフェッショナルで敏捷な行動力を持つエース、かつムードメーカーのコードネーム「リス」役で安定した演技を見せた。
特に、スクリーンデビュー作とは思えないほど味のある演技で鋭いカリスマとユニークな魅力を併せ持つ役柄をうまくこなし、熱い反響を呼んでいる。
ジュノはチョ・ウィソク、キム・ビョンソ両監督から「『監視者たち』でのジュノは歌手ではなく、ただ俳優であるのみ。ジュノのおかげで「リス」という役に生命力が吹き込まれた」と絶賛され、共演者のソル・ギョングは「リスという役をよく演じ切った。将来はもっとすばらしい俳優にな..
映画『雪国列車』が167カ国に輸出されるという韓国映画史上最高記録を打ち立て、話題になっている。映画『雪国列車(監督:ポン・ジュノ/制作:モホフィルム、オーパスピクチャーズ)』は10分のハイライト映像公開だけでも北米、フランス、イギリス、日本、東欧、オーストラリア、南米、スカンジナビア半島など全世界ほとんどの国への配給が確定したと伝えられ、話題を集めた。
米国映画史上最多のオスカートロフィーを獲得した世界的な配給会社ワインスタイン・カンパニー(The Weinstein Company)が北米、イギリス、ニュージーランド、オーストラリアなどの英語圏諸国における配給権を確保したのに続いて『渇き』(2009)、『哀しき獣』(2010)、『蜜の味 ~テイスト オブ マネー~』(2012)などの韓国映画を配給してきたフランスの配給会社ワイルドサイド(Wildside)がフランス、東欧、南米..
2016-10-30 ~ 2016-11-5
2016-10-30 ~ 2016-11-5
2016-11-7 ~ 2016-11-13