• スター
  • 2013-02-07 18:13:01

ドラマ『会いたい』ヒロイン役ユン・ウネにインタビュー

髪を短くカットし、ホットパンツにデニムジャケットを着て現れた。ファッショニスタと呼ばれるにふさわしい身なりだったが、顔は少しやつれて見えた。1月17日に放送終了したMBCドラマ『会いたい』で過去のトラウマを引きずるヒロイン、イ・スヨン役を演じたユン・ウネにインタビューした。

「『会いたい』最後の撮影中に倒れ、病院に運ばれた」というユン・ウネは、体調についてのコメントは慎重にならざるを得ないとしながらも、病み上がりの沈んだ声でゆっくり話し始めた。

「ドラマの撮影中、とても寒い上に体力が落ちていたこともあり、水を飲んだだけでも吐いたりしていました。それで監督に病院へ行くように何度も言われましたが、支障が生じるのではと我慢していました。ところが、最後の撮影で倒れてしまい、余計に迷惑をかけてしまったように思います。撮影中に泣くシーンもたくさんありましたし、色々なことが積み重なってああなってしまいました。今日も韓方医院に行ってきたのですが、『東医宝鑑』の本を開いて説明していただきました。気の流れが弱く、ストレスから体調を崩したと言われました。それでストレスをためないようにきちんと自己管理しなければと反省しました。」

『会いたい』でのユン・ウネは、それ以前のテレビドラマで見られた姿とは少し異なっていた。ドラマ『宮~Love in Palace』、『コーヒープリンス1号店』などのロマンチックコメディに登場したユン・ウネの面影はなかった。このドラマでは、毎回泣くシーンが欠かさず出てくるほど激しい感情の表出が求められる中、それを耐え抜きながら演じた。ドラマの終了後、「ユン・ウネの再発見」という賛辞も飛び交った。

「そのように言っていただき、とてもありがたく思います。このドラマを撮る前はとても負担に感じる部分もありましたが、たくさんの方に助けていただきました。私はもともと、1つの役を演じるたびに大変だなと感じ、敏感になります。特に、『会いたい』は子役が上手かったので、大きなプレッシャーがありました。私はそれまで演技で叱られることが多かったので、ただでさえプレッシャーが大きいのに、子役からバトンタッチして演じるのは初めてでしたから、なおさら心配になりました。こき下ろされるのではと思いながら始めましたが、お褒めの言葉もいただいて感謝しています。」

ユン・ウネは同ドラマで、年下男性二人と共演した。二人の男性から愛される役柄ゆえに、多くの女性から嫉妬混じりの視線を浴びたりもした。演技しながら負担に感じた点はなかったか尋ねた。

「実を言えば、1年前までは年下の男性を異性として考えたことはありませんでした。個人的にも年下の男性とは話も合わないと思っていました。ところが、幸いなことに二人とも大人びた面があったんです。初めてキャスティングが決まったとき、雑念を捨てて‘いよいよ年下の男性と共演するときが来たんだな’というふうに考え、気を楽にして接することにしました。打ち解けなければと思ってたくさん話しかけるように努めたのですが、二人ともどちらかというと消極的で、用心深いほうでした。(笑)二人とも優しくて思いやり深く、年下なのに頼りがいもあってありがたく思いました。」

中学生だった1999年に女性アイドルグループ「ベイビーボックス」の最年少としてデビューし、2006年から演技に専念しているユン・ウネ。いつの間にか年数で女優生活8年目の彼女は、時間が経つにつれて演技が面白くなるというよりは難しくなると語った。あまりよく知らないときは闇雲にチャレンジしたが、ある程度知るようになった今は、以前より恐れるものが増えたというのだ。

「役者というのは一人でできる職業ではなく、愛されなければならない職業です。だからこそ、叱られることも必要なわけです。すべて愛だと思いますので、関心をお寄せいただき、気長に見守っていただければ、また別の作品にチャレンジしたいと思います。」

 

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