• スター
  • 2013-09-06 11:27:50

悪女役-もぐもぐシーン-はた迷惑女..次はどんなスエ?

致死率100%のウィルスが韓国を襲う。当局と疾病管理本部は、ウィルスが広がるのを防ぐために感染地域を閉鎖し、市民を隔離収容する。14日に公開された純制作費99億のウィルス災害映画『風邪』(監督:キム・ソンス/制作:アイラブシネマ)のストーリーだ。スエ(34)はその中で中心的役割を果たす感染外科の専門医であるとともに、目に入れても痛くない娘を育てる母親という役柄を演じた。様々なバリエーションの中でもどこか気品があり、芯の通った古典的な女性像を代表するような以前のスエは『風邪』の中に見られない。繊細な感情表現によって一人で流れを主導するかのようにしていた前作とも違う姿だ。

- 災害物の大作、前作とはガラッと違う選択だが。

▶自分にとって災害映画は初めてで、以前の映画が登場人物の感情の動きに沿ってストーリーが進んでいくとすれば、今回はチームワークが一番重要だと思ったし、それを感じてみたかった。他の出演者との一体感のようなものを。

- 実際にやってみて期待通りだったか?

▶期待した通りだった。得るものが多かった。作品に取り組む中で壁にぶつかり続けた。母性愛を演じなければならないのに、自信が持てなかった。経験してもいないことを演じて不自然にならないかと心配でもあって。そんなふうに自分自身が信じられない中でたびたび励まされ、助けてもらった。撮影の後で飲み会があれば、一番積極的に参加した。お酒はあまり飲めないが、毎回最後までその場にいた。ビールを飲みながら音楽を聴きながら、長い間おしゃべりしたりした。

- 撮影はハードだったと思うが。

▶昨年5月にクランクインし、10月にクランクアップした。暑くてハードスケジュールだった。周りからも暑さで大変じゃなかったかとよく言われ、確かに暑くて大変だったが、バテてきそうなころに今度はチャン・ヒョクさんを撮る、といったふうにしてくれた(笑)。初めから終わりまでずっと出演する作品が多かったが、今回は出演者が多かったため、その中でホッと息をつく時間もあってよかった。

- チャン・ヒョクやキム・ソンス監督、ユ・ヘジンなど共通点はあるか?

▶とても男らしい人ばかりで、あまり負担にならなかった。チャン・ヒョクさんは「ノー」と言わない強い責任感の持ち主。ユ・ヘジンさんは荒っぽさの中にも重みや繊細さなどがあり、監督は頼もしい。みんな活動的でもある。チャン・ヒョクさんは趣味で毎日運動をしていて、ユ・ヘジンさんは毎日山に登っている。自分も自転車、インラインスケート、水泳、テニスなど活動的なことが好き。意外と似た面がある。割とおしゃべりなところもそうだ。チャン・ヒョクさんと監督はざっくばらんにおしゃべりするほうで、ユ・ヘジンさんは声が大きいのでおしゃべりに見える。私も意外とおしゃべりだ(笑)。


- キム・ソンス監督は「スエに会ってみたらイメージと違っていたので今まで通りにしてくれと言った」とか。

▶そういえばそうだった(笑)。目に見えるイメージ通りだと思っていたようだ。ところが、実際に公式の場以外で接してみて「スエさんってこんな人だったの?こんなに気さくな人だったとは」と言われた。そんな気さくな姿が作品に収められたらいいと。自分もそうしたいが、それが簡単ではない。

- では、『風邪』の序盤に見られる姿がその気さくなスエなのか?

▶そうだ。災害映画だが、序盤から重くしたくないと、ほのぼの和気藹々とした姿を見せようと言った。これは監督とも話をたくさんした部分。娘のミル(パク・ミンハ扮)とも和やかな姿がたくさん収められた。


-母性愛の演技についてもう少し話してみたい。母親役が初めてというわけではないが、母性愛がひときわ強調される話なだけに、なおさらプレッシャーになったのではないか。

▶メロドラマにせよ母性愛や自己愛にせよ、ストーリーを先に進めるエンジンが必要。『風邪』ではそれがただ一つ、子どもへの母性愛だった。そのプレッシャーが大きかった。本当に経験してみないとわからない何かがあると思う。子どもをお腹に宿すとか、そういったことは全く経験したことのない感覚なので、漠然と心配が先立った。子を産めば世の中が違って見えるという。そうした細かい部分を見落としてしまうのではとたくさん悩んだ。


 

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