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  • 2014-12-12 15:54:37
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豪華キャスト群像劇でイ・ジョンジェが際立つ理由

イ・ジョンジェが4作連続ヒットを期待させる中、今冬公開映画『ビッグマッチ』に出演する。俳優のイ・ジョンジェが『10人の泥棒たち』(2012)、『新しき世界』(2012)、『観相師-かんそうし-』(2013)に続いて映画『ビッグマッチ』(監督:チェ・ホ/制作:ボギョン社)で冬の映画商戦に出撃する。『ハウスメイド』(2010)で俳優人生の転機を迎えたイ・ジョンジェは、しばらく振るわなかった映画興行を挽回するかのように、映画界の期待を集めている。そんな彼が今回は筋肉隆々のタフガイとなり、ソウルの都心を駆け巡る。『ビッグマッチ』は都心全体を舞台に、天才的な悪人エース(シン・ハギュン)から兄(イ・ソンミン)を救おうとするチェ・イクホ(イ・ジョンジェ)の、終わりなき疾走を描く。モニター試写会で高得点を獲得した『ビッグマッチ』は、11月27日と冬の公開映画として最も早い日に公開が確定し、冬の映画商戦で優位を占めた。
 
イ・ジョンジェが演じた『ビッグマッチ』のチェ・イクホは前作3本とは趣向が全く違うことから、なおさら期待が大きい。『10人の泥棒たち』で卑怯者だが、どこかしら哀愁を感じさせる泥棒ポパイ、『新しき世界』では警察の任務と組織の義理の狭間で揺れる潜入警察官イ・ジャソン、『観相師-かんそうし-』では血も涙もない首陽大君役を熱演したイ・ジョンジェ。『ビッグマッチ』ではたった一人の兄を救うため、都心でのミッションに挑戦する不屈のタフガイを演じ、40代でも軽々とアクションをこなす達者ぶりを見せてくれそうである。
 
実際にイ・ジョンジェは『ビッグマッチ』のために撮影5ヶ月前からアクションの訓練に入り、体重を増やすとともにたくましい腹筋を作って話題を集めた。これに加えて格闘家の役にふさわしくボクシングとレスリング、様々なキック動作を習得し、映画の中のアクションシーンを一層充実したものにした。そのおかげで『ビッグマッチ』の撮影中は、イ・ジョンジェの周りにいつも湿布のニオイが漂っていたという。
 
圧倒的な存在感がありながら、豪華キャスト揃いの映画で他のキャストとうまく調和できている点も、彼の長所である。『10人の泥棒たち』ではキム・ユンソク、キム・ヘス、チョン・ジヒョン、オ・ダルス、キム・ヘスク、『新しき世界』ではチェ・ミンシク、ファン・ジョンミン、『観相師-かんそうし-』ではソン・ガンホ、チョ・ジョンソク、ペク・ユンシクという顔ぶれの中でひるまずに光る演技を見せたのだから、十分称賛に値する。自分にフォーカスされた単独主演物やメロドラマ映画に主に出演してきたイ・ジョンジェが、群像劇で輝くとは。今回はシン・ハギュン、イ・ソンミン、ラ・ミランらと共演する。
 
また、『ビッグマッチ』の興行がイ・ジョンジェにとって他のどの作品より重要な理由がある。イ・ジョンジェとしては『ビッグマッチ』で勝負をつけなければならない。『10人の泥棒たち』がチョン・ジヒョン、『新しき世界』がファン・ジョンミン、『観相師-かんそうし-』がソン・ガンホを前面に出した作品だったのに対し、『ビッグマッチ』は群像劇ではあるが、イ・ジョンジェが最も中心となる映画だからである。史上初のミッションに挑むチェ・イクホのように、イ・ジョンジェも観客の選択による評価を再び待たなければならない状況である。
 
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