俳優のハ・ジョンウが映画『群盗:民乱の時代』(監督:ユン・ジョンビン)でまたしても大変身を遂げる。今回の変身も興味深いものになると断言できる。ハ・ジョンウは映画で長い付き合いのあるユン・ジョンビン監督の 新作で再びタッグを組むことになった。映画『悪いやつら』で評壇と観客の両方から好評を博したユン・ジョンビン監督は朝鮮時代に遡り、民乱の時代を熱く生きた義賊団の物語を描いた。
10日午前に開かれた『群盜』制作報告会で、ハ・ジョンウは「ユン・ジョンビン監督の映画はいつも面白くて信頼感がある。今回の映画はストーリーも面白かったが、役柄に惹かれて出演することにした」と明らかにした。ハ・ジョンウは同作で牛の屠殺屋「トルムチ」から義賊「トチ」に生まれ変わる。ある時は屠殺屋、ある時は義賊となる荒々しい面を見せるため、ハ・ジョンウは頭を丸めてヒゲを付けた。また、純粋さと激しさという対照的な二面性の演技によって役柄の魅力をうまく引き出した。
今回の映画でも演技に誠実に取り組み、映画ファンの期待が高まっている。並々ならぬプロ意識と誠実な姿勢で制作陣や観客から信頼されてきた彼は坊主頭、ヒゲ、刀使いのアクション、乗馬など、監督が注文をつけたことは何でも無駄口をたたかずにやり遂げた。毎作品ごとに変身と挑戦を楽しんでいる彼だが、大変なこともあった。今作で最も難しかったこととして、乗馬とヒゲの扮装を挙げた。ハ・ジョンウは「ヒゲを付けるたびに苦痛だった。その辛さをどのように明るい表情で耐え抜くかが課題だった」と述べた。
続いて「乗馬も大変だった。馬に乗って最高スピードで走らなければならなかったので、辛く怖かった」として「以前、時代劇の撮影中に馬から落ちたことがあり、それからは二度と馬に乗らないと決意した。ところが、今回の映画のシナリオを受け取ってみると馬に乗るシーンがあったので『走っていったらダメか』と尋ねたら、とんでもないと言われた。それで乗馬の先生とカウンセリング治療から始めた。ヒゲと乗馬がこの映画で最大の強敵だった」という。アクションの演技も期待される。チョン・ドゥホン武術監督の指揮の下、カン・ドンウォンは長い刀を、ハ・ジョンウは短い刀を駆使しながら対照的なアクションスタイルを見せた。ハ・ジョンウがイメージチェンジとともにアクション俳優としての可能性も見せてくれる同作は、様々な面で楽しみな映画である。
2016-10-30 ~ 2016-11-5
2016-10-30 ~ 2016-11-5
2016-11-7 ~ 2016-11-13