来月ドイツのベルリンで開かれる第65回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門で19作品、コンペティション外で4作品の合計23作品が上映されることに決定した。映画祭事務局ホームページの20日付け記事によると、オープニング上映されるスペイン出身の女性監督イザベル・コイシェの『ノーバディ・ウォンツ・ザ・ナイト』をはじめ、19作品がコンペティション部門に出品され、コンペティション部門の最高作品賞である金熊賞を競う。
韓国映画は2年連続でコンペティション部門への出品を果たせなかった。2013年にホン・サンス監督の『ヘウォンの恋愛日記』がコンペティション部門にノミネートされたが、受賞はならなかった。今年のコンペティション部門には、イギリス耽美主義映画の巨匠ピーター・グリーナウェイ監督の『エイゼンシュテイン・イン・グアナファト』をはじめ、パトリシオ・グスマン監督のドキュメンタリー映画『ザ・パール・ボタン』、ヴェルナー・ヘルツォーク監督の「クイーン・オブ・ザ・デザート」、テレンス・マリック監督の『ナイト・オブ・カップス』などが選出された。日本のSABU監督の『天の茶助』も名を連ねた。
コンペティション外では4作品が上映される。オリヴァー・ヒルシュビーゲル監督の『エルザー』、ヴィム・ヴェンダース監督の『エブリィ・シング・ウィル・ビー・ファイン』、ケネス・ブラナー監督の『シンデレラ』、ビル・コンドン監督の『ミスター・ホームズ』である。ヴィム・ヴェンダース監督は功労賞である名誉金熊賞受賞者にも選ばれた。
韓国映画はユン・ジェギュン監督の『国際市場』がパノラマ部門に選ばれた。芸術性と大衆性が適度に組み合わさった優れた作品や、その年最も注目に値する作品を紹介する場である。あわせて、ナ・ヨンギル監督の韓国芸術総合学校卒業作品『ホサナ』が国際短編コンペティション部門にノミネートされた。今年のベルリン映画祭審査委員長は『ブラック・スワン』(2011)や『ノア 約束の舟』(2014)などを演出したダーレン・アロノフスキー監督が務める。
同映画祭は来月5日の『ノーバディ・ウォンツ・ザ・ナイト』オープニング上映を皮切りに、15日まで開かれる。
2016-10-30 ~ 2016-11-5
2016-10-30 ~ 2016-11-5
2016-11-7 ~ 2016-11-13