『六龍が飛ぶ』が視聴者に意味ある問いかけをしている。SBS創立25周年特別企画ドラマ『六龍が飛ぶ』(脚本:キム・ヨンヒョン、パク・サンヨン/演出:シン・ギョンス)は、第1話から視聴者の心をつかんだ。内容の濃いストーリーは回を重ねるごとに弾みがつき、出演者たちは体を張って生き生きとしたキャラクターを演じている。これを裏付けるかのように『六龍が飛ぶ』は6回目の放送で視聴率15%を突破し、月火ドラマの勝機をつかんだ。
同作の数ある見どころの中で特に見逃せないのは、毎回登場する庶民の話である。混乱していた高麗末を舞台に、朝鮮建国の先頭に立つ人物の物語を描いたファクション(factとfictionの合成語でノンフィクションとフィクションの中間)歴史ドラマなだけに、当時虐げられていた庶民の話は抜きにできない。『六龍が飛ぶ』は、悲惨な状況に置かれた庶民と権力に酔いしれた権門勢家を交互に見せ、視聴者に様々な意味ある問いかけをしている。
19日に放送された第5話では、極に達した権門勢家の蛮行とそれによって虐げられている庶民の姿がありありと描かれた。権門勢家のペク・ユン(キム・ハギュン)が死んだ後、ホン・インバン(チョン・ノミン)はペク・ユンの後釜になろうと他の貴族を口車に乗せた。ホン・インバンが倭寇の侵略を口実に、民から9割の税を取り立てようと提案したのである。
ホン・インバンの提案に、何人かの貴族は民にどうやって暮らせと言うのか、と反発したが、ホン・インバンは「これまで、数多くの王と国が..
米国ハリウッドの大手映画会社であるユニバーサル・スタジオ(以下「ユニバーサル」)が韓国ドラマ市場に進出する。同社は、中国の小説『歩歩驚心』を原作とするドラマ『月の恋人』(仮題)に投資し、共同制作にも乗り出す。このドラマの制作会社である(株)パラミプンダ(風が吹く)は、最近韓国を訪問したユニバーサルの本社関係者と会合を持ち、略式契約を取り交わしたとされている。演出はドラマ『IRIS-アイリス』『その冬、風が吹く』『大丈夫、愛だ』などを手がけたキム・ギュテPDが務める。『月の恋人』の制作規模は約150億ウォン。このうち約半分をユニバーサル側で負担するという。制作会社側は今年末までに最終契約を締結し、遅くとも来年初めにはクランクインする計画である。
ユニバーサルがこのドラマを最初に投資する韓国ドラマに決めた理由は、同作の象徴性と韓流に対する期待からである。『歩歩驚心』はすでに中国で同名のドラマとして制作され(日本では『宮廷女官 若曦』として放映)、センセーショナルな人気を博して続編まで制作された話題作。また、韓国はアジアでドラマ制作技術が最も優れており、アジア市場全体を取り込める韓流スターが多数いる。そのため、知名度の高い韓流スターを主役にキャスティングして『歩歩驚心』をリメイクすれば、韓国や中国語圏にとどまらずアジア全域に影響を及ぼせるという目論見がある。
ある放送関係者は「『月の恋人』は韓国、米国、中国が力を合わせて作るグローバルプロジェクト。中国の原作をもとに米国の投..
「折り紙の達人」キム・ヨンマンがエプロンを見に着けた。22日午後11時15分に放送されるMBCのバラエティー番組「マイリトルテレビジョン」(以下マリテル)は、キム・ヨンマンが折り紙ではなく箱でおもちゃを作る方法を紹介する予定。去る9日に行われた収録でキム・ヨンマンは、折り紙で進行した前半戦とは違い、後半戦は段ボール箱でおもちゃを作った。
大きな段ボール箱を準備したキム・ヨンマンは、ジャケットの代わりに赤いエプロンを見に着け観客を迎えた。これを見た観客は、ペク・ジョンウォンのニックネームである「ペク主婦」を借りて「キム主婦」と名付けてキム・ヨンマンを爆笑させた。
一方、この日キム・ヨンマンの部屋を訪れた「ミスマリテ」のソ・ユリは、声優の先輩であるトクタギを見て「こんにちは、先輩」と頭を下げて挨拶した。これにトクタギは、普段のやんちゃな声とは違った重厚な青年の声で、「ああ、ユリが来たか」と挨拶を交わして観客の笑いを誘った。
俳優のチュウォンとキム・テヒが視聴者をテレビの前に呼び集めている。二人が主演を務めるSBS水木ドラマ『ヨンパリ』は、ドラマチックな緊張感とテンポの速い展開で視聴者を引きつけている。おかげで第2話は視聴率14.1%(ニールセン・コリア調査、以下同様)を記録した。これは今年放送されたドラマ(ミニシリーズ)の中で最高値。放送終了を控えて視聴率が上昇したというのではなく、放送序盤から上昇気流に乗ったという点から、全16話の放送期間中にどこまで上り詰められるか注目される。
最近最高視聴率を出したドラマは前作の『仮面』である。最終回が放送された先月30日、自己最高視聴率の13.6%で幕を閉じた。ずっと10%前後で上がり下がりしていたが、最終回で有終の美を飾った。SBS月火ドラマ『上流社会』も10.1%で放送終了して話題を集めた。競合作であるMBC月火ドラマ『華政』の最高視聴率は11.8%。『ヨンパリ』の競合作であるMBCドラマ『夜を歩く士』は7%、KBS第2テレビジョンドラマ『アセンブリー』は4%程度の視聴率。視聴率が10%を超えただけでも「そこそこのヒット」と言われるほど下向きの平準化が進んで久しいが、『ヨンパリ』が主な視聴者層である40代はもちろん、20代まで引き込んだという点は注目に値する。
6日に放送された第2話では、警察に追われていたテヒョン(チュウォン扮)が捕まる危険を顧みずに患者を生かそうと尽力するシーンで瞬間最高視聴率が19.7%まで引き上がり、視聴者年..
2016-10-30 ~ 2016-11-5
2016-10-30 ~ 2016-11-5
2016-11-7 ~ 2016-11-13