『スキャンダル』でチョ・ジェヒョンが見せた演技に、視聴者から惜しみない賛辞が寄せられている。チョ・ジェヒョンは7月14日に放送されたMBC週末ドラマ『スキャンダル:非常に衝撃的で不道徳な事件』(以下『スキャンダル』/脚本:ペ・ユミ/演出:キム・ジンマン、パク・チェボム)の第6話で、怒りやもの悲しさ、哀切さ、苦々しさといった様々な感情の変化を見事に演じ上げ、視聴者の耳目を引いた。
同日の放送で、ハ・ミョングン(チョ・ジェヒョン扮)はテハグループの不正リストを密かに渡しながら意味深長な表情を浮かべたかと思えば、誘拐して自分の息子として育てたハ・ウンジュン(キム・ジェウォン扮)の前では優しく接しながらも妙に警戒する二面性を見せ、ハ・ウンジュンを黙らせた。
また、病院で偶然ユン・ファヨン(シン・ウンギョン扮)を見た直後には、過去を思い出して緊張したまま震えるが、ユン・ファヨンが精神科で処方してもらった薬を落とすと反射的に彼女を追いかけ、薬を手渡した。ハ・ミョングンはユン・ファヨンが自分を覚えているかもしれないと思い、まともに目も合わせられなかったが、自分のせいで精神科の治療を受けているのではという思いから、見て見ぬふりをすることができなかったのだ。
こうしたハ・ミョングンの心理をすべて見事に表現したのが、まさにチョ・ジェヒョンだ。時には行動で、時には眼差しで、時には顔の筋肉だけでハ・ミョングンの内面を映し出すチョ・ジェヒョンの演技は、見る者の舌を巻かせるのに十分だった。ユン・ファヨンを演じたシン・ウンギョンとのシナジー効果も抜群。
視聴者は「60分間ずっとチョ・ジェヒョンの演技だけ見ていても飽きないのではないかと思う。次回はどれだけすごい演技を見せてくれるか楽しみ」、「チョ・ジェヒョンの演技はとても評価などできない。手ぶりだけ見ても涙が出てきそう」、「身なりからして男やもめの雰囲気が漂っている。まるで演技の神様」、「あえて若い俳優でなく中年層中心にストーリーを進めても見ごたえのあるドラマ」、「中年層の演技を見るのが楽しみで本放送を必ず見ている。非現実的でも理解できそうな感じがする演技」など、絶賛を惜しまない。
2016-10-30 ~ 2016-11-5
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