韓流スター、イ・ミンホが主演のドラマ『相続者たち』は、中国などのアジアだけでヒットしたのではなかった。同作は米国でもドラマ専門ストリーミングサイト「DramaFever」により、3ヶ月で1,700万回の再生を記録して大ヒットし、6ヶ月間で100万ドル(約10億ウォン)の収益を同サイトにもたらした。現在、約1,800万人の訪問者数を記録している同サイトの取り扱いコンテンツは65%が韓流ドラマ。しかし、会員は白人が40%と最も多く、次に多いのがヒスパニックで26%を占める。アジア系は15%程度に留まる。非アジア人が同サイトの主なユーザーということである。
DramaFeverは2009年にオープンし、当初は韓国で放送終了してからだいぶ経ったドラマを配信していた。DramaFeverが初めて投資に参加した作品でもある。パク代表は「イ・ミンホが主演のドラマはことごとくヒットしたため、新作もうまくいくと信じて投資し、米州での独占伝送権も確保したが、やはり成功だった」と述べた。また、「『コーヒープリンス1号店』から『私の名前はキム・サムスン』や最近の『星から来たあなた』にいたるまで、ロマンチックコメディ物はすべて成功した。本当に人気がある。ただ、アクションやスリラーといったジャンルはあまり人気がない。これはすでに米国でもっといいものが作られているため。ところが、ロマンチックコメディに関しては韓国の作品がダントツで人気。中国市場でも同様の反応」だという。
「現在、伝送権では米国と中国が最大の市場となっており、韓流ドラマがこのまま成長を続ければ、来年の秋頃には韓国と時間差なく米国と中国で同時にヒットする作品が出てくるかもしれない。そうなれば、世界で最初かつ最高の記録となる。米国ドラマもできなかったこと。米国と中国で韓流ドラマの版権料が上昇し続けているのは、まさに韓流ドラマの人気が高い証拠。韓流ドラマが世界で覇権を握るのは十分に可能だと思う」
パク代表は続けて「2年前から現在の『同時放送』システムが稼働している」とし、「韓国で放送されると直ちに英語の字幕作業に入って6~10時間後に配信され、韓国で放送されて2日後にはスぺイン語とポルトガル語の字幕でも見られる」と述べた。
イ・ミンホ主演の『花より男子~Boys Over Flowers』を初めて最新作として配信することにより、5千ドルの収益を上げた。その後、イ・ミンホが主役の『個人の趣向』と『シティーハンター in Seoul』『シンイ-信義-』は、はるかに多くの収益を上げ、昨年『相続者たち』は6ヶ月で100万ドルの収益をもたらした。
2016-10-30 ~ 2016-11-5
2016-10-30 ~ 2016-11-5
2016-11-7 ~ 2016-11-13