SBS水木ドラマ『星から来たあなた』が2月27日、第21話を最後に放送終了する。昨年12月18日に初放送された『星から来たあなた』は第1話から話題集めに成功し、一気に水木ドラマ人気トップの座に躍り出た。視聴率を見ても『星から来たあなた』の人気は想像を絶する。第1話の放送から15.6%を記録したかと思うと、第2話の18.3%、第3話の19.4%に続いて第4話で20.1%となり、放送4回目で20%突破に成功した。その後も毎回視聴率の自己最高記録を更新し、19日に放送された第18話の視聴率は27.4%の自己最高視聴率となり、30%突破を狙っている。

『星から来たあなた』のヒットは早くから予見されていた。トップスターのチョン・ジヒョンは、1999年のSBSドラマ『ハッピー・トゥギャザー』以来14年ぶりにドラマ出演を決定した。ずっと映画界で活動していたチョン・ジヒョンは、結婚後も相変わらずの美貌と一層成熟した演技力を映画で見せてくれたが、ドラマでも実力を存分に発揮した。彼女の演じたチョン・ソンイはチョン・ジヒョンでなければできない役柄だという評価もあった。世の中で自分が一番という自惚れ屋なのに、なぜか憎めないチョン・ソンイは、チョン・ジヒョンのイメージそのものだった。

代表的な20代俳優のキム・スヒョンも、宇宙人ト・ミンジュン役でドラマのメイン視聴者層である女性をテレビの前に引き寄せた。キム・スヒョンはMBCドラマ『太陽を抱く月』の後、映画『密かに偉大に』もヒットさせ、スクリーンでも通用するスターであることを証明した。映画『10人の泥棒たち』に続いてチョン・ジヒョンと再び共演することとなった『星から来たあなた』での抜群の「相性」は、ロマンチックコメディの最重要ポイントである「ときめき」を生み出すのに成功した。キム・スヒョンは『星から来たあなた』によって代表的な20代俳優の位置を確固たるものにした。

チョン・ジヒョン、キム・スヒョンという俳優を輝かせてくれる台本も抜きにできない。脚本家パク・チウンのこれまでの作品には『僕の妻はスーパーウーマン(原題：内助の女王)』、『逆転の女王』、『棚ぼたのあなた』がある。女王シリーズをヒットさせたのはもちろん、『棚ぼたのあなた』は2012年に放送された番組の中で最高視聴率を記録した。今回の『星から来たあなた』では宇宙人とトップスターの恋という興味深い題材とチョン・ジヒョン、キム・スヒョンの持ち味をしっかりと生かすキャラクター設定で筆力を見せつけた。