MBC月火ドラマ『九家の書』でイ・スンギとユン・セアの母子対面が視聴者の涙を誘った。
10日に放送された『九家の書』第19話では、ユン・ソファ(ユン・セア扮)が息子のチェ・ガンチ(イ・スンギ扮)と涙ぐましい対面をするシーンがあった。ソファは自分の正体を明かすという最後の手段に出てチェ・ガンチの命を救った。しかし、ガンチにはどうしても自分が母だと言えないまま、息を詰まらせて嗚咽する姿が視聴者の胸を締め付けた。
ガンチはチョ・グァンウン(イ・ソンジェ扮)の残忍な計略により、市場通りに吊るされて死にそうな危機に陥った。このとき、韓服姿のソファが現れて「もう結構です、やめてください。あなたの勝ちです」と正体を明かした。ソファは「あなたが20年前に殺した、あのユン・ソファがまさに私です」と声を上げた。
ソファはガンチを育てたチェ氏(キム・ドンギュン扮)から、これまでチェ・ガンチがどのように育ってきたか話を聞く。しかし、いざガンチの顔を見るとこみ上げる悔恨の思いと涙のためか、急に立ち上がって「あの子には私の話をしないでください。何事もなかったようにしてください」と言いながら出ていってしまった。ガンチは静かに目を開け、傷心の眼差しで出口の方を眺めた。すでにソファが母だと知っていたガンチは、チェ氏が交わした話を聞いてますます大きな絶望感に陥ったのだ。
ソファはガンチの後ろ姿が見えなくなるやいなや座り込み、こぶしで胸を叩きながら声もなくすすり泣いた。痛ましい2人の出会いが視聴者の目頭を熱くさせた。イ・スンギの切々とした涙の演技とユン・セアの悲しみを抑え込む表現力は、視聴者を泣かせるのに十分だった。
2016-10-30 ~ 2016-11-5
2016-10-30 ~ 2016-11-5
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