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  • 2013-08-09 11:20:32
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「ヒョリの挑戦」クイーンメーカーなるか?

歌手のイ・ヒョリが結婚の準備も差し置いて没頭していることがある。実力の割に知名度が今ひとつだと指摘されていた同じ所属事務所の後輩女性グループ、SPICA(スピカ)が今月末にリリースするニューアルバムのプロデュースを手がけているのだ。アルバム全体のコンセプトはもちろん、タイトル曲の選定やポイント振り付けなど、彼女の手がいたるところに行き届いていると噂されている。当代の女性グループ、ピンクルのメンバーとして歌謡界にデビューしたイ・ヒョリが、後輩女性グループのプロデューサーを務めるというのは、ある意味では自然なこと。しかし、トップスターから制作プロデューサーに変身したヤン・ヒョンソク、パク・チニョンとは似ているようで違う。

まず、女性グループの事情は女性グループ出身者ならよくわかるという。イ・ヒョリが女性グループ出身者として初の女性グループプロデューサーになったというのは注目すべき点。彼女はピンクルの活動によって得た経験をもとに、女性グループのヒット要因を誰よりもよく把握している。大きな枠組みから活動の方向性、小さくは細やかな感情表現にいたるまで、後輩に骨となり肉となるアドバイスをするには適任者だ。さらには、イ・ヒョリと一緒にSPICAのために行動を共にする人脈も注目される。平素から親交を深めてきたミュージシャンをはじめ、ファッショニスタとして活躍する中で知り合ったファッション界の人々、バラエティ番組の出演で縁ができた芸能人の参加が予想される。イ・ヒョリを中心に各界各層から集まった「ドリームチーム」がSPICAの知名度をどのように引き上げるかも注目される。

何よりも、イ・ヒョリの熱意が並大抵ではない。彼女は何度かインタビューで後輩女性グループのプロデュースを手がけたいという意向を明らかにしてきた。時期的にも結婚を控えて芸能活動の節目に当たる。自分自身が輝いていた立場から、他の誰かを輝かせるというチャレンジに踏み出すこと自体が、彼女のただならぬ変化を物語っている。女性グループのメンバーからソロ歌手、ソーシャルテイナー(社会問題についてSNSで自分の意見を積極的に述べる芸能人)などへと変化を重ねた彼女の結婚後を予測する手がかりと見て取ることもできる。

 

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