世界的なスターPSY(サイ)の出演で話題になった米国のCMが、スーパーボウルのハーフタイムでベールを脱いだ。4日午前8時30分(韓国時間)から、米国ルイジアナ州ニューオーリンズのメルセデス・ベンツ・スーパードームでは、ボルチモア・レイブンズ対サンフランシスコ・フォーティナイナーズのスーパーボウル試合が進められた。スーパーボウルは米プロアメリカンフットボールリーグ(NFL)の王座決定戦で、AFCとNFCの両リーグでそれぞれ1位になったチームが毎年1月に対戦する。
スーパーボウルは試合自体だけでなく、ハーフタイムのCMまでも大きな関心の的になっている。視聴者が米国人だけでも1億人以上であることから、30秒のCM枠が数百万ドルにもなるためだ。

昨年下半期に全世界で「江南スタイル」ブームを巻き起こしたPSYが出演する米国のナッツブランド、ワンダフル・ピスタチオのCM「Get Crackin'」も、この日にスーパーボウルハーフタイムで初公開された。PSYは約30秒のCMでピスタチオの殻を割って登場し、ピスタチオに扮した人たちと楽しそうに馬ダンスを踊る。もちろん、BGMには歌詞を変えた「江南スタイル」が流れる。見る者の笑いを誘うのに十分だ。

昨年スーパーボウルのハーフタイムに放映された各CMの場合、30秒枠1本で約350万ドル、韓国ウォンに換算すれば1秒当たり1億3300万ウォンの広告料を先に払わなければならなかった。このため、PSYが出演した今年のCMも、昨年と同じく巨額を支払った後で放映されたとみられる。スーパーボウルハーフタイムのCMに出演した点からも、PSYの影響力がどれほどなのかを改めて確認させられる。

一方、PSYは現在、海外プロモーションを続けている。PSYは1日、中国の上海で行われた東方衛星テレビの春節(旧正月)特集番組『春節晩会』録画に出演した。今月8日と9日にはブラジルのカーニバルにも参加する予定。