15日真夜中(16日夜0時)にリリースしたリメイクアルバム『花しおり』で10大音楽配信チャートを席巻し、名ばかりの「音楽配信クイーン」ではないことを見せつけたIU(アイユー)が22日、デビュー後初の小劇場単独コンサート「ただ一歩..その分だけもっと」のスタートを切った。
IUは22日夜8時、ソウル市麻浦区新水洞にある西江大学メリーホールで公演を行い、『花しおり』に収録されたタイトル曲『私の昔話』、『花』、『ピエロは私たちを見て笑うだろう』、『愛が過ぎれば』、『あなたの意味』、『夏の夜の夢』、『クンタリシャバラ』からなる収録曲全7曲の初ライブを披露した。
アルバムに収められた感性にも増して、ときめきと震えまで感じられる生き生きとしたライブに、観客は熱烈な反響と拍手で応じた。また、IUは小劇場でしかできない率直なトークと観客のための特別イベントまで準備し、素朴ながらも真心とぬくもりあふれる舞台で観客と親密な音楽的コミュニケーションをとった。特に、今回の公演ではIUが様々なジャンルの曲を持ち前の個性でこなし、抜きん出た女性ソングライター、感性豊かなボーカリストとしての存在感が一層輝いていた。
あわせて、SHINee(シャイニー)のジョンヒョンがIUの初小劇場コンサートを祝う特別ゲストとして登場し、IUとウィットに富む会話を交わしたのはもちろん、音楽的にも息がぴったり合い、歌謡界の長い仲間であるIUとの厚いよしみを見せたりもした。今回の公演はチケット前売り開始後10分で売り切れただけあり、観客は公演序盤から一緒に歌ってIUの公演に応えたかと思えば、IUの一言一言に大きく反応し、会話を交わしているかのように和気あいあいとした雰囲気だった。また、IUの感性がにじみ出る歌ではみんな息をひそめて歌に聴き入り、涙を流しながら鑑賞する観客も目についた。
『花しおり』収録曲と新しく編曲された既存の曲、さらにはサプライズで準備された歌まで、IUの公演が終わった後も観客はなかなかその場を離れられず、公演の余韻をかみしめた。
一方、「IU小劇場コンサート-ただ一歩..その分だけもっと」のさわやかなスタートを切ったIUは、22日の舞台を皮切りに6月1日までの2週間、毎週木曜日から日曜日まで全8回の公演を行う予定で、小劇場という小さなスペースながら大きな響きを届けようとしている。
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