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Title 総合韓流情報書籍『2015大韓民国韓流白書』発刊
No Inquiry 973 Date 2016/04/22


韓流情報を総合的にまとめた書籍『2015大韓民国韓流白書』が発刊された。韓国文化産業交流財団(理事長:クァク・ヨンジン)の発行した『2015大韓民国韓流白書』は、急速に変化している韓流のパラダイムを展望するスマートなナビゲーションを提供すべく企画された。
同書は「韓流総括編」「韓流業界編」「韓流地域編」「韓流産業統計編」「韓流消費統計編」「韓流政策・法制編」などで構成され、昨年1年間の国内外における韓流動向やイシューを扱っている。

今年発行された大韓民国韓流白書は、変わり続けている韓流トレンドに合わせて少なからぬ変化が見られた。韓流業界編では最近代表的な融複合産業としての位置を確固たるものにした「ビューティ韓流」を追加し、地域編では韓流の拡大は緩やかなもののチャンスが眠っていると期待される「中東」と「アフリカ」地域を新しく盛り込んだ。韓流統計編では以前から扱ってきた産業統計のほかに消費統計編を付け加え、「供給」と「消費」からなる韓流産業のエコシステムを多角的に分析した。


2015年の韓流の中心には「興」と「才能」と「革新」のDNAを持つ「すばらしい韓国人」と「日ごとに進化する流通システム」があった。イ・ミンホ、キム・スヒョン、EXO、BIGBANGなどの代表的な韓流スターが幅広い分野で著しい活躍を見せ、世界の人々があこがれるスターの位置を揺るぎないものにした。映画・放送分野では、テクニックとアイデアが豊富でクリエイティブな人材の積極的な海外進出がフォーマット輸出や共同制作といった形で活性化する中、「韓流のグローカル化(glocalization)」をリードした。また、次世代韓流コンテンツであるウェブトゥーン(韓国のWebコミック)は、有無線プラットフォームをベースにグローバルWebコンテンツ市場で目覚ましい成長を見せ、韓国料理はファースト韓食や外食ブランドなどの現代的なシステムを備え、「K-フードのグローバル化」に向けて大きな一歩を踏み出した。


2015年も世界へと向かう韓流の挑戦が続く中、地域ごとに様々な特徴が見られた。中国が代表的な韓流消費国としての位置を固める一方、韓流に関して長年の基盤がある日本と東南アジア地域は政治・社会・文化的な見解の違いから韓流が相対的に萎縮する傾向を見せた。中南米では韓国ドラマがテレノベラ(ラテンアメリカ圏のメロドラマ)市場に堂々と進出し、西欧と中東では消費される韓流商品の種類が多様化した。