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  • 2014-10-24 15:11:32
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『貪欲の帝国』台湾ドキュメンタリー映画祭国際部門大賞の快挙

『貪欲の帝国』と『八堂(パルダン)の人々』が海外映画祭で高く評価された。企業の暗い裏面を扱ったドキュメンタリー『貪欲の帝国』と、土地を守ろうとする農民の話を扱ったドキュメンタリー『八堂の人々』が、「第9回台湾国際ドキュメンタリー映画祭」でそれぞれ国際コンペティション部門大賞、アジアビジョンコンペティション部門優秀賞を受賞し、韓国ドキュメンタリーの底力を見せつけた。
世界中の様々なドキュメンタリー作品が上映される同映画祭では『二つの扉』や『蝶と海』など、様々な題材を扱った韓国作品が上映され、今年はパク・キョングン監督の『鉄の夢』が作家視線賞を受賞し、その意味を一層深いものにした。
コンペティション部門大賞を受賞した『貪欲の帝国』について国際コンペティション部門審査委員は「世界一流企業の不義と偽善を悲しみと強烈な怒りの中でうまく描き出している」と映画的な価値について評した。授賞者であり、記念碑的なドキュメンタリー『ショア』の演出を手がけたクロード・ランズマン監督は「能力ある監督の美しい映画だ」と絶賛した。
「第19回ビジョン・ドゥ・リール国際映画祭」をはじめ「第11回香港アジア映画祭」「第3回ハノイ国際映画祭」「第17回モントリオール国際ドキュメンタリー映画祭」に相次いで招待されたのはもちろん、「第9回台湾国際ドキュメンタリー映画祭」で大賞を受賞し、その作品性を高く評価された『貪欲の帝国』は、国内にとどまらず海外でも観客の根強い支持を得ている。
アジアの様々な文化的背景を監督独自の観点で映し出している作品を上映する「アジアビジョンコンペティション」部門は、新しい観点のアジアドキュメンタリーを発掘することにより、アジアの意味を強固にするという点にその意味を見出すことができる。優秀賞を受賞した『八堂の人々』は、開発という共通の危機に直面している台湾の観客の深い共感を得た。

 

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