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  • 2013-12-18 16:09:36
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韓国版『パイレーツ・オブ・カリビアン』海賊船だけで9億投入

映画『海賊』制作会社が海賊船セットを公開した。12日、二時間かけて雪の中駆けつけた京畿道南楊州の総合撮影所。板門店セットの横に巨大な船三隻が見えた。イ・ソクフン監督の映画『海賊』のセット撮影現場。8月にクランクインしたこの映画は現在、全体の85~90%が撮り終わっている。取材陣に公開された撮影シーンは、映画の中で力を合わせた海賊側と山賊側が、追い出された後に再び戻ってきた悪役ソマ(イ・ギョンヨン)の一味につかまり、尋問を受けているところだった。

長さ32mの木造セットで波に揺れる効果を表現するために、前後に大型ジンバル(油圧または気圧で船体を動かしながら支える器具)が使われた。海賊船セットは1隻当たり約3億ウォンの制作費が投入された。リハーサルが始まると、セットが前後に不規則に動きはじめた。映画で僧を演じるパク・チョルミンは「もっと強く動かして」とおしゃべりしていたが、間もなく演技を始めた。

映画『海賊』は高麗末から朝鮮初期にかけての時代を背景に、明から太祖・李成桂に贈られた玉璽(国王印)を運んでいた船が海に落とし、その玉璽を飲み込んだコククジラを追う人々の物語。100億ウォン台の制作費が投入され、海を舞台にした歴史アクション映画で、討伐軍に追われる山賊だったが、コククジラをつかまえて手柄を立て、出世しようとする主人公のチャン・サジョン役にキム・ナムギルがキャスティングされた。ソン・イェジンはこれまでの清純なイメージから抜け出し、カリスマとセクシーさを兼ね備えた海賊の頭・ヨウォル役を演じる。

キム・ナムギルはドラマ『サメ ~愛の黙示録~』に続いて再び共演するソン・イェジンの演技について「ストーリー自体の状況は『サメ ~愛の黙示録~』のときとかなり違うが、今回の役柄もソン・イェジンによく合っていると思う」と述べた。二人は『海賊』撮影中に熱愛説が浮上したが、すべて否定した。

2014年はハ・ジョンウ、カン・ドンウォン主演の『群盗』とチェ・ミンシク、リュ・スンリョン主演の『鳴粱-渦巻く海』、ハ・ジウォン、カン・イェウォン、ガイン主演『朝鮮美女三銃士』などの歴史大作映画が公開される。イ・ソクフン監督はこれら映画との違いについて「我々の映画で差別化された点といえば、まず海で起こる出来事を扱ったこと」だと述べた。また、「『パイレーツ・オブ・カリビアン』などのハリウッド映画のようにファンタジー的な要素があるわけではないが、韓国流冒険映画の面白さが味わえるだろう」と付け加えた。『海賊』は来年夏の公開を目標にしている。
 

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