映画振興委員会の映画館チケット統合コンピュータネットワーク集計によると、映画『内部者たち』が14日に8万7224人の観客を動員する中、興行成績1位を維持した。累計観客動員数は604万5617人。

『内部者たち』は公開26日目に観客動員数600万人を突破し、青少年観覧不可映画としては歴代最短期間での同記録突破となった。同作は公開以来、連日興行成績1位の座を守っている。
同日の興行成績2位は3万758人の観客を動員した『白鯨との闘い』だった。累計観客動員数は75万8982人。

追撃スリラー映画『THE PHONE』(監督：キム・ボンジュ/制作：ミスターロマンス)が、錚々たる競合作を抑えて公開初日に映画興行ランキングで1位となり、観客の心を射止めた。映画振興委員会映画館チケット統合コンピュータネットワークの23日集計によると、『THE PHONE』は22日に9万7094人の観客を動員し、興行成績1位を記録した。『THE PHONE』の累計観客動員数は試写会を含めて11万5728人と集計された。

『THE PHONE』は1年前に殺害された妻から電話を受け取った男が、過去に戻って彼女を救うために繰り広げる一日の死闘を描いた追撃スリラー。ソン・ヒョンジュ、オム・ジウォン、ペ・ソンウが出演し、『死体が返ってきた』や『哀しき獣』の演出部出身のキム・ボンジュ監督がメガホンをとった。新鮮な題材、俳優の熱演、完成度の高いスリラー物といった話題で公開前から期待を集めていた『THE PHONE』。同時期公開作の中で前売り率1位になり、ただならぬ反応が見られた『THE PHONE』は、予想どおり興行成績トップをものにし、映画界に新たな局面をもたらした。

韓国で1200万人の観客を動員した映画『暗殺』が、北米地域でも注目に値する興行成績を収めた。韓国の映画配給会社ショーボックスの15日発表によると、『暗殺』(監督：チェ・ドンフン、制作：(株)ケイパーフィルム)は8月7日にニューヨーク、ロサンゼルス、ワシントンなどの北米26地域で封切られ、北米で劇場公開された歴代韓国映画の中で4位の興行成績を収め、ロングランに突入した。米国の映画興行成績分析サイト「ボックス・オフィス・モジョ」によると、同作は公開6週目にあたる9月10日までに180万ドル(約21億ウォン)の興行収入を上げた。これは北米地域で公開された歴代韓国映画のうち、『鳴梁』(258万ドル)、『国際市場で逢いましょう』(230万ドル)、『グエムル－漢江の怪物－』(220万ドル)に次ぐ4位にあたる。