また、中国政府は、自国の映画の質的な競争力向上のために積極的に支援している。特に、光電総局は、2006年に<優秀国産映画配給・放映奨励方法>を発表し、中国産の映画に対して様々な特典や賞を大幅に拡大した。 これにより、韓国映画は、これまで制限されていた輸入ドラマ割り当て内で、米国や日本など他の国々の作品だけでなく、質的に向上している中国の作品とも、さらに熾烈な競争を繰り広げることになった。これまで、人気のうちに放映された中国における韓国映画は、こうした環境の変化によって、また違った競争と制約に立ち向かうことになった。
韓国映画について、中国の大衆文化専門家が望む点は、「第一に、ここ数年で上映された韓国作品の内容がほぼ似通っており、新鮮さに欠けるという指摘と共に、<D‐WAR>、<海雲台>などハリウッド映画のような映画よりは、<怪物>、<追い手>など、特色ある映画を作ったほうがいいという点だ。第二に、韓国と中国で封切られる時間差が短縮されなければならない。第三に、韓中合作映画の制作がより多く作られることが望ましい。第四に、中国映画は、ラブストーリー、コメディー、武術アクションなどのジャンルのみに限られていて、バラエティに欠けるが、もっと力づけられる韓国映画が見られることを期待している」等がある。