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中国大陸は韓流の発源地であると共に、韓流ブームが最も熱く吹き、「韓流(韩流)」という言葉が最初に使われた国です。中華圏の韓流は、1997年にドラマ<星に願いを>が、中国大陸、台湾、香港をはじめ、アジア全域に放送される「鳳凰台(Phonix TV)」で放映されて大きな反響を呼び、韓流ブームに火をつけた。中国で韓流は、1997年に<愛が何だって>がCCTV1で放映されて本格的に始まった。<愛が何だって>は、輸入外貨放映史上2位を記録し、全国で旋風的な人気を博した。以来、韓国ドラマはヒットを続け、韓流が中国の大衆文化の新たな流行現象として定着した。
  中国で韓流が最高の絶頂を迎えたのは、2005年に湖南衛星テレビが<宮廷女官 チャングムの誓い>を放映したことによる。<チャングムの誓い>は記録的な視聴率となり、これまで韓国ドラマに無関心だった中年男性をも惹きつけ、中国全土の全ての年齢層の人々から愛されるようになった。
しかし、<チャングムの誓い>の放映を機に、それに対する反作用として、香港と中国大陸の放送関係者や芸能人を中心に、「韓流に抵抗する」という意味で「アンチ韓流」が本格的に登場した。中国政府も、韓国の放送コンテンツに対して規制をかけ始めると、その後、韓流は小康状態に陥った。
台湾でもやはり韓流は、主にドラマを通じて本格的に広がり始めた。<秋の童話>、<明成皇后>、<人魚姫>、<チュオクの剣>、<フルハウス>などが相次いで人気を集め、韓国ドラマが主に8時のプライムタイムを掌握するようになった。特に、2005年に放映された<宮廷女官 チャングムの誓い>は台湾でも韓流ブームを爆発的にリードした。これをきっかけに2006年には、台湾で初の韓国番組を放送する専門チャンネルである「娯楽K」が開設された。娯楽Kは芸能・娯楽番組と音楽の紹介番組など、その他の領域の放送コンテンツで、韓国の文化が広がる幅はさらに拡大した。
 
しかし、これらのブームは、台湾でも、反韓流の雰囲気を作り上げた。台湾の演技者たちとドラマ制作者が韓流に対して露骨に敵意を表した。こうした反発は、再び韓国のネチズンを刺激し、両国のネチズンたちが互いにサイバー空間で衝突したりもした。挙句の果てに2006年には台湾の放送局が「黄金時間帯に外国ドラマの放映禁止」という特別の措置を敢行することになった。
こうした反韓流の動きに押されて、しばらく息を潜めていた台湾の韓流は、2007年最高の視聴率を記録した<ファン・ジニ(黄真伊)>によって再び火がついた。続いて同年の<太王四神記>は、台湾の輸入ドラマ史上最高価で輸出され、公営放送で午後8時のプライムタイムに放映された。韓流に対する反感と規制が一部存在していたにもかかわらず、台湾で韓流は今もなお大勢となっている。
2008年度には、韓国ドラマ29本が、中国当局から輸入許可を受けて放送されることにより、韓流が再び息を吹き返している雰囲気だ。 2005年の韓流ブーム絶頂の時、29本の韓国ドラマが輸出されたが、2006年14本、2007年17本と減少傾向だったが再び回復する様相を見せている。2009年に中国で放映されたKBSドラマ<噂のチル姫>は湖南テレビで放映され、最高視聴率20.17%を記録するなど、爆発的な人気を博した。
前に説明したように、中国内での韓流に対する否定的な感情は常時潜在しているが、今では、韓流拡散の原因だけでなく、韓流の本格的な広がりと共に発生した韓流に対する抵抗についても注目し、それに対する徹底した分析により、効果的な対応策を真剣に考えなければならない。中国では持続的に韓流を拡大していくためには、韓国に内在している閉鎖的な民族的自尊心を脱し、アンチ韓流を中国の愛情溢れる批判として受け入れ、未来の韓流を見通す反省のきっかけとしなければならない。なぜならば、何よりも、中国は、経済的レベルで市場潜在力が莫大であり、政治外交的な次元からも良好な関係を保たなければならない隣の強大国だからだ。そして最近、韓流の低迷の原因を正確に分析し、双方向の観点から合理的かつ望ましい方向にアクセスすれば、韓流に再び火がつく可能性は今も十分にあるためだ。