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2003年にミラマックス(Miramax)が韓国映画『花嫁はギャングスター』のリメイク版権を買い取った後、ハリウッドでは『イルマーレ』、『グエムル-漢江の怪物-』、『猟奇的な彼女』、『大変な結婚』、『ジェイル・ブレーカー』、『ぼくらの落第先生』、『達磨よ、遊ぼう』、『コースト・ガード』、『人形霊』、『オールド・ボーイ』、『箪笥』、『チェイサー』、『ボイス』、『セブンデイズ』などのリメイク版権も買い取るなど、韓国映画の米国内直配による進出可能性が高まっている。その一例としてワーナー・ブラザース(Warner Bros.)でリメイクされ、2006年6月16日から約3ヶ月間米国内2,645ヶ所の映画館で上映された『The Lake House』(原題:『イルマーレ』)は、5千2百万ドルの収益を上げ、2006年の米国ボックスオフィス全体で61位を記録したりもした。また、ロサンゼルス韓国人タウンの近くにCJ CGV映画館が2008年11月、全3館(648席)開館し、韓国映画の50%を上映する予定にあるなど、韓国映画が米国社会により広く知れ渡る流通チャンネルが開かれた。
2004年4月に米国で公開された『春夏秋冬そして春』(ソニー・ピクチャーズ・クラッシックス配給)は、作品性が認められるとともに27週間で約240万ドルの収益を記録し、韓国映画としては初めて興行収入200万ドルを超えた。2004年9月にはカン・ジェギュ監督の『ブラザーフッド』(コロンビア・ピクチャーズ配給)が米国6都市35スクリーンで公開され、15週間で111万ドルの興行収入を記録したほか、2005年にはカンヌ国際映画祭で審査委員大賞を受賞したパク・チャヌク監督の『オールド・ボーイ』が公開され、70万ドルの興行収入を記録した。
また、2006年に韓国で観客1千万人を超えたポン・ジュノ監督の『グエムル-漢江の怪物-』(マグノリア・ピクチャーズ配給)は、2007年3月に米国内最大116映画館で公開され、220万ドル以上の興行収入を上げた。特に、CNNが発表した「Top 10 Monster Movies」で、『グエムル-漢江の怪物-』は5位を占めた(1位/1979年作/『エイリアン』、2位/2006年作/『パンズ・ラビリンス』、3位/1975年作/『ジョーズ』、4位/1931年作/『フランケンシュタイン』、5位/2006年作/『グエムル-漢江の怪物-』、6位/1933年作/『キング・コング』、7位/1984年作/『グレムリン』、8位/1931年作/『魔人ドラキュラ』、9位/1958年作/『マックィーンの絶対の危機』、10位/1968年作/『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』)。また、CNNは2008年9月に、『グエムル-漢江の怪物-』とイム・グォンテク監督の『曼陀羅』(1981年)、王家衛(ウォン・カーウァイ)監督の『花様年華』(2000年)をアジア史上最高の映画に選んでいる。
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2007年8月13日にシム・ヒョンレ監督の『D-WAR』(フリースタイル配給)が米国内韓国映画史上最多である2,275ヶ所の映画館で封切りされ、公開17日目にして興行収益1千万ドルを突破し、米国内だけで1千万ドル(14.8%)、その他海外で6千4百万ドル(85.2%)と、合計7千4百万ドルの興行収入を上げた。『D-WAR』はこれにより、韓国映画が現地制作・配給を通じて海外市場に進出拠点を確保した良い例となった。 |
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また、韓国文化院でも韓国映画を知らせるために多様なプログラムを進めており、映画上映会(月2回)とニューヨーク「韓国映画祭」(2001年以降)の開催などにより、底辺を次第に拡大させているところである。このほかにも国際・地域映画祭に韓国映画を出品し、韓国映画の優れた娯楽性、作品性、芸術性などを幅広く広報している。代表的なものとして「サンディエゴアジア映画祭」、「ニューヨーク映画祭」、「トロント映画祭」、「ハワイ国際映画祭」、「シカゴ国際映画祭」などで『シングルス』、『ペパーミント・キャンディー』、『アリラン』、『絶対の愛』、『タチャ イカサマ師』、『彷徨の日々』、『ビッグ・スウィンドル!』などがリリースまたは上映され、ニューヨークタイムズなどの現地メディアから好評を得たりもした。 |
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| 米国内主要韓国映画の公開結果比較(単位:千ドル) |
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| 映画タイトル |
ボックスオフィス |
配給会社 |
配給会社 |
| D-WAR |
D-WAR |
Freestyle Releasing |
2007/9/14 |
| グエムル-漢江の怪物- |
グエムル-漢江の怪物- |
Magnolia Pictures |
2007/3/9 |
| 復讐者に憐れみを |
復讐者に憐れみを |
Tartan Films USA |
2005/8/18 |
| オールド・ボーイ |
オールド・ボーイ |
Tartan Films USA |
2005/4 |
| うつせみ |
うつせみ |
Sony Pictures Classic |
2005/4 |
| スキャンダル |
スキャンダル |
Kino International |
2004/10 |
| ブラザーフッド |
ブラザーフッド |
Samuel Goldwyn Films |
2004/9 |
| 春夏秋冬そして春 |
春夏秋冬そして春 |
Sony Pictures Classic |
2004/4 |
| おばあちゃんの家 |
おばあちゃんの家 |
Paramount Classi |
2002/11 |
| シュリ |
シュリ |
Samuel Goldwyn Films |
2002/2 |
| 春香伝 |
春香伝 |
Lot 47 Films |
2001/1 |
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| 資料 : http://www.boxofficemojo.com |
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韓国映画のうち、商業映画以外に芸術映画の現地上映も良い反響を得ている。『昼酒』は2009年6月5日にロサンゼルスで封切りされ、ロサンゼルス・タイムズが「韓国インディペンデント映画界での先駆的な業績として注目を浴びた作品で、コミカルなミニマリズムコメディ」と評価したりもした。 『昼酒』はこれに先立つ2008年、北米最大の映画マーケットプレースとしても挙げられるトロント映画祭に招待され、良い反響を得ている。また、最近では映画完成品の進出以外に、韓国映画俳優のハリウッド進出も著しく増えている。すなわち、Rain (ピ)の『スピード・レーサー』、『ニンジャ・アサシン』、イ・ビョンホンの『G.I. Joe』、パク・ジュンフンの『シャレード』、チョン・ジヒョンの『ラスト・ブラッド』、チャン・ドンゴンの『ランドリー・ウォリアー』、チャン・ヒョクの『情熱のステップ』、ソン・ヘギョの『1949』、カン・ジョンファの『ビバリーヒルズ・ニンジャ2』などといった韓国俳優の起用は、今後のアジア市場進出と米国のアジア系観客を考慮した戦略とみられる。 |